ハリファックスはカナダの中でも治安が良い都市ではありますが、日本とは異なる文化を持ち楽しいこともある反面、日本では経験しないような危険もあります。本記事ではリアルなハリファックスの日常について、ホームレス・大麻(マリファナ)の問題にフォーカスして解説します。
ホームレス

カナダ全体におけるホームレスの数は150,000〜300,000人になります。やはり人口に比例してホームレスの数も多くなるので、一番ホームレスが多い地域はトロントで、ハリファックスでは2024年4月現在、Housing crisisもあって年々増えておりホームレスは1,200人以上となっています。
気をつけたい場所
文字通り住居を持っていない人たちで、公園や道路脇の芝生エリアなどにテントを張りキャンプ生活をしています。公園や路肩を横切る際には、あまり近寄らない方が良いです。また、ダウンタウンのメイン通りや車がよく通る大通りの交差点にも、小銭をもらうために紙コップを持った人々がよく歩いています。
このように、町中の色々なところにホームレスと出会う場面があり、時には「Do you have some dollars?」などと話しかけられ小銭を要求されることがあります。恐怖はあるかと思いますが、こちらが刺激しなければ突然危害を加えてくることはないので、簡潔かつ堂々とした態度で断って立ち去りましょう。
また、夜は治安が悪くなり、遅い時間まで営業しているお店(マクドナルドやドラッグストアなど)の店内でも出会うことがあります。酔っ払いとトラブルを起こしていることもよくあるので、危険を感じたらすぐにその場を離れましょう。
大麻(マリファナ)
marijuana、weed、420など色々な呼び方がある大麻ですが、カナダでは2018年10月17日から、18歳以上の成人による大麻(マリファナ)の所持・使用の一部が合法化されています。
合法化のねらい
未成年を大麻から遠ざける
購入者の年齢確認をすることで、未成年の利用を防ぐことができます。
大麻による利益を犯罪者(犯罪組織)へ渡さない
合法化することで国や州の管理下に置き、違法な流通を防ぎ犯罪組織の利益になることを防ぎます。
大麻利用者の健康と安全を守る
違法に流通している大麻には、有害な不純物が混ざっている可能性があり、合法化して政府が管理することにより、安全に生産することができます。
日本では大麻取締法において、大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあるので、必ず避けるようにしましょう。
大都市と比べると少なめ
大麻に関しても、人口に比例して大都市の方が使用者数は多くなり治安の悪い地域の危険度は上がります。ハリファックスにおいては、ダウンタウンや治安が良くないと言われているエリアでも、すれ違い様に香ってくる程度で「非常に蔓延している」ほどではないと言えますが、日本と比べると目にする機会はもちろん多くなります。
大麻の種類
- 乾燥大麻
- Jointと呼ばれる葉巻タバコ状のもの
- Edibleと呼ばれるグミやキャンディー状のもの
- その他オイルやスプレー、大麻を含有したクリームや入浴剤
など、さまざまな形で流通しています。思わぬ形で摂取してしまわないよう、気をつけてください。
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